やめてみたら、肌が応えてくれた話
「全部やっているのに、なんで」
クレンジング、洗顔、ブースター、化粧水、美容液、乳液、クリーム、目元美容液。 朝も夜も、お風呂上がりは戦いみたいだった。
それでも、鏡を見るたびにため息が出る。 「全部やっているのに、なんでくすんで見えるんだろう。」
化粧品のせいではないと、わかっていた。 そして、それを認めるのが、たぶん一番こわかった。
やめてみる、という勇気
ある夜、お風呂上がりに、化粧水のボトルに手を伸ばす気力すらなかった。 「もう、いいや。」 そう呟いて、ベッドに入った。
翌朝、いつもより肌がふっくらしている気がした。気のせいかもしれない。 でも、もう少しだけ、この「気のせい」と付き合ってみることにした。
その日から、夜のケアは クレンジング → 洗顔 → 化粧水 → クリーム の 4 ステップだけ。 朝は、ぬるま湯で顔を洗って、化粧水とクリーム。
最初の 1 週間は、ちょっと不安だった。 肌がカサつく日もあったし、これでよかったのかと、何度も後悔しかけた。
それでも、続けた。
1 ヶ月後、わかったこと
1 ヶ月経った頃、わたしの肌は ほんの少しだけ、安定していた。 吹き出物が出る頻度が減って、ファンデーションの乗り方が変わった。
でも、変わったのは肌そのものよりも、わたしの肌の見方 だったかもしれない。
「足し算ばかりしていた頃のわたしは、肌の声を聴いていなかった。」
新しい化粧品を試すたびに、わたしは「足りていない自分」を確認していた。 やめてみると、肌は 「もう十分だよ」 と、応えてくれていた気がする。
引き算が、最高のケアになることもある
すべてのケアをやめる必要はない。肌断食を勧めているわけでもない。
ただ、もし今、ケアに 疲れている自分 がいるなら。 一度、引き算してみてもいいのかもしれない。
肌は、いつだって、わたしの味方でいてくれる。 ただ、わたしがそれを忘れていただけだった。
今日のひと言
やめることは、見捨てることじゃない。 信じる、ということ。